宣伝会議賞の哲学

宣伝会議賞を通して、コピーライティングのあるべき姿を考えていきます。

第55回宣伝会議賞 応募回顧録 課題別篇 その2

引き続き、課題別の応募過程と応募作の寸評を。

 

24.セメダイン
 (キャッチフレーズ)
悪くなかった暫定案を捨て、もう一歩深く。
表現のオリジナリティーは評価されるはず。
セメダインさんの課題解釈の評価も気になる。

 

25.セントラル警備保障
 (キャッチフレーズ)
課題に真正面から取り組んだと自負。
審査員は大好きそうな作品だけど、
出題企業にもぜひ認めてもらいたい。

 

26.ソーエキサイト
 (キャッチフレーズ)
時事ネタ(?)だけに、カブリ不可避、
となるところを、驚くべき工夫で差別化。
これは悔しがる人が続出するのでは。

 

27.大同特殊鋼
 (キャッチフレーズ)
課題のど真ん中で勝負したのが吉と出る。
ネタがカブっても、表現で勝負できそう。

 

28.ディーエムソリューションズ
 (キャッチフレーズ)
私らしい頭でっかちが通じにくい課題。
まあ、一応形にはなったけど、期待薄。

 

29.東京個別指導学院
 (キャッチフレーズ)
開幕よりずっと前に完成していた作品。
初参加した第52回の結果が出た後、
過去の課題で試作をしていた頃に。
地味だけど、「極上の佳作」。

 

30.東京証券取引所
 (キャッチフレーズ)
キーワードはカブリ多数と予想。
そこから完成度で抜け出したい。

 

31.東放学園
 (キャッチフレーズ)
派手じゃないけど、強いかも。
題意にもちゃんと沿っているはず。

 

32.トレンドマイクロ
 (キャッチフレーズ)
とにかくあまりにも見事な一発。
一言一句のカブリがありうる中では、
これは意外と思いつきにくいかも。

 

33.ニチバン
 (テレビCM)
私らしからぬ、アイデア主導の企画。
細部まで作り込んだのが、吉か凶か。
絵コンテ化を、私の画力が激しく阻止。

 

34.日本中央競馬会
 (キャッチフレーズ)
キーワードはありそうな気がしたけど、
Googleではまったくヒットせず一安心。
アホのようでいて、実は深い(当社比)。

 

35.日本レジストリサービス
 (ラジオCM)
アホとしか思われないかもしれないけど、
実はちゃんとした狙いが秘められた企画。

 

36.パナソニック
 (キャッチフレーズ)
好きかどうかでいえば、一番好きかも。
じわじわ来る系のキャッチフレーズ。
これはぜひ、一倉宏さんにほめられたい。

 

37.ビデオマーケット
 (キャッチフレーズ)
中途半端なものでは機能しなさそうだし、
他の課題で目途が立っていたこともあり、
ここでは思い切ったことをやってみた。

 

38.FIXER
 (キャッチフレーズ)
テレビCM案のアイデアから派生したもの。
この課題にしては、なかなかの良作と確信。

 

39.フェリカネットワークス
 (テレビCM)
課題になじみがなく、取っ掛かりに苦戦。
応募できる程度にはなったけど、期待薄。

 

40.福屋ホールディングス
 (キャッチフレーズ)
とにかくこの一発しか思いつかず。
一言一句のカブリがありそう。

 

41.マネックス証券
 (キャッチフレーズ)
自分の課題解釈に殉ずることに。
箭内道彦さんが好きそう、かも。

 

42.三井不動産リアルティ
 (キャッチフレーズ)
表現は見事なほどうまいけど、
人を動かす力が足りないか。

 

43.三菱電機
 (キャッチフレーズ)
課題にピタッとはまった感じ。
派手じゃないけど分かりやすいし、
意外とスイスイ上位まで行くかも。

 

44.ヤフー
 (キャッチフレーズ)
この課題に対する満点解答と自負。
福部明浩さんにほめられたい感じ。

 

45.USEN
 (キャッチフレーズ)
他の課題の応募作と比較すると、地味。
が、実務だと仮定して報酬に換算すると、
実はこれ、かなり価値が高い可能性も。

 

46.ロッテアイス
 (キャッチフレーズ)
いつかどこかで使えるんじゃないか、
と用意しておいたキーワードを投入。
素人っぽさがプラスに働くと期待。

 

これを踏まえて、次回の更新では、
宣伝会議賞の結果予想・・・、
の前に、文化のラジオの応募状況を。