宣伝会議賞の哲学

宣伝会議賞を通して、コピーライティングのあるべき姿を考えていきます。

課題分析 1.アウディ ジャパン

第55回宣伝会議賞課題分析シリーズ、第1回は・・・

 

1.アウディ ジャパン
Audiの魅力を自由に表現

 

「自由に表現」とは、いきなり難題が来ました。
しかも私、20年間ペーパードライバーでして、
車にはまったく詳しくないので、あしからず。

 

とりあえず、確実と思えるところから・・・。

 

機能訴求ではなくブランディング

 

「特定の車種(モデル)ではなく、ブランド全体を」
とありますし、そもそも高級車でもありますので。

 

コピーのタイプで言えば、例えばこれでしょうか・・・。

 

“やっちゃえ” NISSAN

 

今これを挙げるのは避けたいけど、他にいい例が・・・。

 

競合は、車種によっても違うと思いますので、
オリエンにある「プレミアムセグメント」と、
広くとらえておく、ってことでいいのかな。
でもまあ、ベンツとBMW、でもいいのかも。

参考資料を挙げておきます。
https://books.google.co.jp/books?id=yhTjCwAAQBAJ&pg=PA6&lpg=PA6&dq=%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A+%22%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%82%BB%E3%82%B0%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%22&source=bl&ots=fonI3dbWEM&sig=fJghpiuCxi4zMloTgCVr7qJYJxY&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwiT1N3StqzXAhWDVLwKHa0nC78Q6AEIQTAE#v=onepage&q=%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%20%22%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%82%BB%E3%82%B0%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%22&f=false
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1508/17/news026_6.html

 

じゃあ何が違うのか、というのは難しい。
これはもう、各自の捉え方を提示してみて、
どれが支持されるか、結果を見てみないと。

 

「技術による先進」をテーマにする場合は、
それ全体か、具体的な技術テーマを選ぶか。
前者の場合は、表現の勝負でしょうね。
後者の典型例としては、自動運転かな。
「それ自体」で訴求するのは早いとしても、
それを「技術による先進」につなげる感じ。

 

なお、親会社であるVWの排出ガス規制問題は、
日本ではアウディに大きく影響はしなかった、
という認識でよいでしょうか(ご教示を)。

 

CM案は、ラジオCMはいかにも難しそう。
テレビCMは、イメージを補強できそうだけど、
まずはいいコピーがないと成立しないのでは。

 

というわけで、初回から分析に大苦戦。
何がダメかは、ある程度分かりそう。
個人的なエピソード系とかは、なしでしょ。
ただ、何がいいかは、ものすごく難しい。

 

アウディとは何者か、アウディに乗る人とは何者か、
アイデンティティを地道に考えるしかなさそう。

 

明日は、「課題2.アサヒグループホールディングス」。