宣伝会議賞の哲学

宣伝会議賞を通して、コピーライティングのあるべき姿を考えていきます。

第12回文化放送ラジオCMコンテスト 期待度ランキング その3

最終回を迎えた、「期待度ランキング」。

今日は、いよいよ上位の5位~1位


5位 明治座

見えない思考の賜物。

企画そのものは、ものすごく単純な構成。
が、陰での深い思考の成果を細部まで反映。
明治座に何を残すのか、突き詰めた充実感。
過去の私の応募作より、演技もしやすそう。
ただ、コンテストの作品としての評価よりも、
出題企業に認められ、オンエアされてほしい。


4位 東京タワー

壊れかけのラジオCM。

徳川家康、いや、徳永英明の名曲のように、
壊れそうなほど繊細で、演技は難しめか。
が、成立すれば、感動の名作になる予感。


3位 キヤノンマーケティングジャパン

「神」降臨――、か?

ちゃんと商品の本質を突き詰めた力作。
残り数日でアクセントが加わり、大化け。
いろんな意味で、「神」の降臨に期待。
グランプリやリスナー大賞にも届くかも。


2位 青二プロダクション

コントの服を着た本格派CM。

ありがちなコントのような出だしから、
私らしい(?)、本質を突く方向へ。
主役の声優さんには大きな見せ場あり。
過去作と異なる傾向が、予選では不利か。
が、本選では逆に最高の評価を期待。


1位 ヤマハミュージックジャパン

ADreamメソッド、ここに極まる。

私のCM観や技術を詰め込んだ、超自信作。
「音楽」というジャンル自体は身近だけど、
その割には実は作りにくかったこの課題。
それでも、明確なテーマの設定に成功。
さらに、いい「つかみ」になるモチーフ。
技術的にも、シンプルに20秒に収めつつ、
意外性を犠牲にせず、課題にも落ちている。
私にしてはノミネートもされやすそうだし、
本選でもいろんな角度から評価されやすそう。
キヤノン青二の爆発にも期待しつつも、
確率的には、これが私の今回の本命です。


いやー、期待は高まるばかりですね!


あ、別に、何かの「前振り」とかではないです・・・。


明日は、「宣伝会議賞応募回顧録」、「総括篇」。