宣伝会議賞の哲学

宣伝会議賞を通して、コピーライティングのあるべき姿を考えていきます。

第56回宣伝会議賞 応募回顧録 総括篇

今日は、第56回宣伝会議賞の、私の応募過程の概況を。

 

時は8月下旬、当時の私の状況を一言で言えば・・・

 

体力不足、ここに極まれり。

 

とにかく、頭が働くか以前の問題として、
疲れ切っていて、体が動きませんでした。
当然、宣伝会議賞への意欲は湧かず

そこに来て、課題が発表されてみると・・・。

 

なんじゃこりゃ?

 

まさかの課題数増は本来は喜ぶべきこととして、
難易度がとてつもなく高そうじゃないですか!

「課題分析」を書けるかどうかどころか、
全課題応募すら危ぶまれる状況でした。

 

例年なら、いざやってみれば楽しくて、
どっぷりはまりこんでしまうのですが、
今回はそれほどの没入感もなく・・・

それでも、少しずつ着実に進展が出てきて。
文化のラジオの「応募回顧録」でも書いたけど、
これまでの思考が消化されてきた感じで。

冷静に考えれば、課題の難易度が高いのは、
頭でっかち派の私には有利のような気も。

 

とはいえ、全課題応募はなかなか見えず。
開幕後3週間が経過した時点でもなお、
約半数の課題が特に進展なしでした。

ただ、過半数の課題にやっと目途がつき、
先が見えてくると、気持ちにも変化が。
「気楽に集中して考える」モードに入れて。
眠れない夜に一気に進展した課題も多々。

イデアが出るたび、喜びと自信が湧く。
地味だけど、その繰り返しの積み重ね。

 

ここでついに、フリーランスの切り札」を発動。

 

「受注減らします」宣言。

 

応募期間中、例年よりは働いたし(当社比)、
ここからは、まとまった時間を投入しようと。

これが功を奏し、作品登録寸前の段階で、
微妙に磨くことができた作品はもちろん、
思い切って考え直して成功した課題も。

結局、締切日の朝に、作品登録完了
うまくいかなかった課題もあるけど、
応募作の質には概ね大満足しています。

 

CM案は、明らかにちょっとシンプルに
それでも他の人のよりは長そうだけど。
最低限入れようとする情報を絞り、
受け手がもっと知りたくなるような、
前向きのエネルギーを残すように。

キャッチフレーズは、とっつきやすく
「反省会」で得た感触も活かしつつ、
受け手との距離をなんとか縮めようと。
審査を通過するための矮小化ではなく、
あくまでもいいコピーを作るために。

 

結果的に、上限も平均も下限も、
前回より明らかに上がりました。
応募開始時点では想像できなかった。

 

というわけで、今回も・・・

 

毎回自分史上最高!

 

でも・・・、さすがにもう、やり尽くしました。
結果に関わらず、今回で最後の応募にします

老後にまた参加する可能性はありますが・・・。

 

というわけで、このブログの余命もわずか
悔いの残らないよう、「課題分析」等で、
「最期」まで全力を尽くしていく予定です。

 

あ、それと、あまり盛り上がってないですが・・・。

 

清原果耶さん!

 

宣伝会議、まさかまさかの、大ホームラン!
佐賀北高校夏の甲子園で優勝した時の、
逆転満塁ホームランぐらいのがばい奇跡。
こんなときぐらいは、もっとほめてあげて。

 

明日からは、3回に分けて、「課題別篇」。