宣伝会議賞の哲学

宣伝会議賞を通して、コピーライティングのあるべき姿を考えていきます。

課題分析 11.キヤノンマーケティングジャパン

第55回宣伝会議賞課題分析シリーズ、第11回は・・・

 

11.キヤノンマーケティングジャパン
キヤノンの一眼レフ「EOS Kiss X9」で、
わが子を撮りたくなるアイデア

 

ここまで分析が難しい課題が続きましたが、
これは逆に分析不要なくらいでしょうか。

 

まず、ターゲットが非常に明確ですよね。
子育て世代の、カメラ初心者ってことで。

 

スマホに対する一眼レフの優位性が中心。
いわゆる競合との差別化は二の次で。
キヤノンはメジャーでもありますし。

 

では、その一眼レフの優位性ですが・・・。
参考になりそうなウェブページをいくつか。

http://cweb.canon.jp/eos/special/beginner/column5/
http://cweb.canon.jp/eos/special/beginner/mycameraB/
http://cweb.canon.jp/eos/special/kisssp/movie/

 

特に最後のページの動画が役に立ちそう。
≪イチガンってなにがいいの?編≫の、
①背景がボケるのでプロの様な写真に
 (主役を引き立たせる)
③子供の決定的瞬間を逃さない
この2つは訴求点として分かりやすい。

 

これを基にしつつ、後はどれだけ、
具体的なイメージを喚起できるか。

ターゲットの性質を考えれば、
ややこしいものは効きにくいはず。
宣伝会議賞での評価はともかく、
効くためにはシンプルさは必要では。

本当は、ビジュアル込みで考えれば、
キャッチフレーズも作りやすそう。
その意味では、テレビCMに期待

 

キャッチフレーズなりCMなりで、
どこまでやるのかの判断も重要。
あまり細かい機能の説明は避けたい。

 

また、スマホ撮影をけなすより、
一眼レフの幸せの提案に焦点を。

 

まずは、感情に働きかけられるか
強い関心さえ持ってもらえれば、
あとは何とでもなりそうなので。

 

明日は、「課題12.牛乳石鹸共進社」。