宣伝会議賞の哲学

宣伝会議賞を通して、コピーライティングのあるべき姿を考えていきます。

課題分析 21.サントリー

第55回宣伝会議賞課題分析シリーズ、第21回は・・・

 

21.サントリー
デカビタCが飲みたくなるような
キャッチフレーズ、ラジオCM

 

うーん、この課題はですね、いやまあ、
分析するって感じではないですよね。

ローヤルゼリー」はあるけれど、
それを直接訴求するのは・・・。

 

元気が出る感じをどう表現するかの勝負。

 

ただ、「エナジードリンク」と言っても、
「オロナミンC」とか「リポビタンD」とか、
そういうのとは明らかに違いますよね

どこかチャーミングで親しみやすくて、
ちょっと気持ちを明るくしてくれそうな。
松岡修造さんからは離れた方がよさそう。

 

「決定的にダメ」にはなりにくいけど、
どれもこれも「なんとなく」になりがち

また、おもしろいのは悪いことじゃないけど、
それで元気が出るかはまた別の話で・・・。

 

「デカビタC」の元気が出る感じって、
細かく考えていくとどんな感じだろう?

今回から審査員の梅田悟司さんの著書、
『「言葉にできる」は武器になる。』の、
「解像度を上げる」という考え方で。

アウトプットをいろいろ工夫する前に、
そこをどれだけ詰めることができるか。
CMでもキャッチフレーズでも。

 

ものすごい自慢話みたいなのって、
どこか嘘くさいものになりがち。
そっと背中を押して応援するような
そんな元気の与え方もあるのでは。
その方が共感度は高くなるのでは。

 

明日は、「課題22.品川区」。