宣伝会議賞の哲学

宣伝会議賞を通して、コピーライティングのあるべき姿を考えていきます。

課題分析 29.東京個別指導学院

第55回宣伝会議賞課題分析シリーズ、第29回は・・・

 

29.東京個別指導学院
東京個別指導学院には、
熱い想いを持って日々生徒と向き合う講師がいる」
という魅力を伝えるアイデア

 

課題の焦点を確認しておきましょう。

「生徒に向き合う講師の姿勢」

課題でもオリエンでも一貫しています。
ダメ押しで、課題にあるウェブ動画も。

 

個別指導塾、競合は少なくないみたい。
各社いろいろと特徴はあるでしょうが、
選ぶ側の立場で考えると、結局のところ、
気になるのは、講師がどうか、ですよね。

企業側も、広告だけの問題じゃなくて、
そこには日頃から力を入れているはず。

 

今回の課題設定は、妥当だと思います。
何か余程の理由がなければ、従うべし
従わない場合は、作品意図に明記を。

宣伝会議賞では、こういう課題ですら、
無視する応募者や審査員がいますが・・・。

 

なお、「熱い想い」の解釈としては、
松岡修造さんからは離れた方がよさそう。
どうサポートするのか、が伝わるように。
「想い」「方法」、両方入ればなおよし。

 

ちなみに、第51回でも同社からの出題が。
この時は、特に講師に焦点、じゃなかった。
あまり参考にはしない方がよさそう。

また、一次通過作品の質にも疑問が。
勝手な自慢話とか、無駄な大喜利とか。
しかも、「端的」と課題にはあるけど、
一次通過作品がそうとは思えないし。
この頃のSKATが一番ダメかも・・・。

 

明日は、「課題30.東京証券取引所」。