宣伝会議賞の哲学

宣伝会議賞を通して、コピーライティングのあるべき姿を考えていきます。

課題分析 45.USEN

第55回宣伝会議賞課題分析シリーズ、第45回は・・・

 

45.USEN
「今のUSEN」を多くの人に知ってもらえるアイデア

 

まず、「多くの人」というのは、誰のこと?
お店を開業したり運営したりする人じゃなくて、
広く一般に世の中の人、ってことでいいのかな。

 

次に、キャッチフレーズにどんな役割を持たせるか
宣伝会議賞では、ここの判断がけっこう難しい。

 

訴求点はボディーで普通に言えばいい場合は、
ボディーを読ませる力があれば、というのも、
課題によっては、私はありだと思っています。

極端な話、こういうのでも効くのかも・・・。

USEN音楽配信だけじゃないって、知ってましたか?

ただ、宣伝会議賞での提案としての価値が低い。
また、「だけじゃなくてどうなんだ?」に対して、
印象に残る答えを提示する方が価値が高いはず。
ボディーで普通に言うだけではそれはできない。

また、妙ななぞかけみたいなのは、私は拒絶。
一般消費者にとっては興味を持ちにくいテーマ。
ややこしいことをやっても、記憶に残らない。

「今のUSENはこうなんです」というのを、
ストレートに表現する方が伝わりやすいのでは。

 

それから、事業全体か個別のサービスか
ターゲットを含め、課題の趣旨を考えれば、
個別のサービス自体を説明してもしょうがない
ただ、事業全体の意義につながれば、ありかも。
今のUSENは、各種サービスの提供を通して、
何をやろうとしている会社なのか、の答えを。

 

一応、オリエンのポイント③に答えはある。
「お店の持つさまざまな課題を解決に導く」と。
あとは、これを一般消費者目線で伝わるように

「課題6.オリックス」にちょっと似てますね。
既存のイメージから新たなイメージへ、という。
既存のイメージは、あくまでも「踏み台」に。
半分ずつ並列に、では認知を変える力が弱そう。

 

CMにもいいコピーは必要になりそう。
ただ、「コピー単独では普通すぎる」
というものを活かせる余地はありそう。
音楽配信」と絡めたラジオCMとか。

 

できることなら、ポジティブなものを。
シャッター商店街」とかは背景として。
USENが日本のお店や街を明るくする
それくらいのイメージを作りたい。

 

明日は、「課題46.ロッテアイス」。