宣伝会議賞の哲学

宣伝会議賞を通して、コピーライティングのあるべき姿を考えていきます。

第56回宣伝会議賞 応募回顧録 課題別篇 その2

今日も引き続き、「応募回顧録 課題別篇」。


19.清水建設
 (キャッチフレーズ)

一言一句カブリそうなところを、
ひとひねりしたのが大当たり。
それでもまだ、カブリそう・・・。


20.ジャパンホームシールド
 (キャッチフレーズ)

キーワードはカブリ多数と予想しつつ、
それ以外の部分で違いを出したつもり。


21.セメダイン
 (キャッチフレーズ)

そもそも論で考えれば、こうなるのでは。
セメダインさんの想定とは違うのかも。
でも、見れば分かってもらえるはず。
この課題はぜひ、協賛企業賞が欲しい。


22.ソニー損害保険
 (キャッチフレーズ)

シンプルで分かりやすそうではある。
ありそうでなかったんじゃないかな。
派手じゃないけど、残りやすそう。


23.大成有楽不動産販売
 (キャッチフレーズ)

早い段階で出たキーワードを捨てきれず、苦戦。
終盤になってようやく、別のキーワードが。
カブリがあっても、シンプルさで抜け出せそう。


24.大同メタル工業
 (キャッチフレーズ)

この課題にしては、大健闘と確信。
意図があって選んだアプローチを、
審査員や企業がどう判断するか。


25.大和証券
 (キャッチフレーズ)

方向性は早い段階で決まっていたものの、
表現がなかなか固まらなくて一苦労。
が、最後の数日でついに納得の案に到達。
一次審査を通過すれば、協賛企業賞有力。


26.大和リース
 (キャッチフレーズ)

凡作多数を予想し、思い切った挑戦に出る。
作品意図を読まないと分からないだろうけど、
それも含めた提案として評価してもらいたい。

 

27.竹中工務店
 (キャッチフレーズ)

それなりに満足していた暫定案があったけど、
あらためて調べ物をしてみて考え直すことに。
今回の応募作の中で、最高級の自己評価。
審査員の評価はともかく、価値ある提案と確信。
あべのハルカスがインスパイアしてくれた。
願わくば、出題企業をインスパイアしたい。


28.チョコレートデザイン
 (キャッチフレーズ)

課題写真のイメージで作っておいた案は、
買って食べてみた瞬間にあっさりボツ。
が、食べた甲斐あって、大満足の案が。
今回の応募作の中で、一番好きかも。
宣伝会議賞では評価されにくいか・・・。


29.ディーエムソリューションズ
 (キャッチフレーズ)

視点のカブリは相当数あると覚悟。
表現の端的さで抜け出せるか。


30.伝統的工芸品産業振興組合
 (キャッチフレーズ)

地味だけど課題に相応しいという自己評価。
が、いかにも三次審査通過止まりの雰囲気。


31.東急建設
 (テレビCM)

早い段階で浮かんでいた小ネタ(?)に、
最後に軸になるアイデアが加わり大化け。
山崎隆明賞」に、勝手にノミネート。


32.東京ソワール
 (キャッチフレーズ)

当初の案は、喪服に寄りすぎてボツ。
ちゃんと方向修正して課題に合わせる。
我ながら極めて真っ当な案なんだけど、
他の応募作との比較評価は難しい・・・。


33.東洋紡
 (キャッチフレーズ)

応募できる水準に達した2つの案から、
自分しか応募しなさそうな方を選択。
これも作品意図を読まないと分からない。
が、こういう提案もあっていいのでは、と。


34.トクヤマデンタル
 (キャッチフレーズ)

あくまでも実用に徹してみた応募作。
ありがちだけど、細心のことばの選択。


35.日通商事
 (テレビCM)

割とシンプルなアイデアのはずなのに、
字コンテにすると複雑に見えてしまう。
細部まで指定したくなるので・・・。
まあ、この課題にしては悪くないけど。


36.日本ガイシ
 (キャッチフレーズ)

漠然としたテレビCMのアイデアと、
そこから派生した素敵なコピーに、
我ながら勝手に涙していたものの、
最後の最後まで結局まとめきれず。
泣く泣く凡庸なキャッチフレーズに。
スポットライトを当ててやるつもりが、
電池が切れかけの懐中電灯ぐらいに。
ごめんよ、クロコくん・・・。


明日は、「応募回顧録 課題別篇」、その3。