第56回宣伝会議賞 課題分析 3.カクイチ
「課題分析シリーズ」、第3回は、カクイチ。
◆ホースをまだ使っていない人に
ホースって、すでにある場合も多い。
頻繁に買い替えるものでもないので、
まだ使っていない人をターゲットに。
オリエンのポイント2の例について。
前半の「毎日使われている」には注意。
例えば、農家ならホースは必ずありそう。
ホースを使う農家を描写しても無効。
農家が増えるのなら別ですが・・・。
建築現場や花屋も似たようなものでは。
後半の例みたいなのを考えてみたい。
◆ホースの位置づけは?
オリエンのポイント3の例について。
「子供と水遊びがしたい!」の場合は、
使っているところを描けばよさそう。
「ガーデニングをはじめたい!」は?
この場合はもう、ホースとは関係なく、
ガーデニングの楽しさを伝えるの?
いや、さすがにこの課題でそれは。
あくまでもホースを中心にしたい。
でもそれだと動機付けが・・・。
こういう問題に陥るのを避けるには、
「○○がしたいからホースを」より、
「ホースがあったら○○がしたい」、
に該当しうるものを考えてみては。
ガーデニングの例は明らかに前者で、
水遊びの例は後者にも該当するでしょ。
◆「楽しく使える」
企業サイトの宣伝会議賞のページは、
締切後に削除されたのか見当たらず。
たしか、オリエン相当の情報に加え、
「店頭POPで使用」とあったはず。
それにふさわしい、楽しい雰囲気を。
楽しさを重視するブランドですしね。
必ずしも実用的な用途だけに限らず、
ホースでどうはしゃぐか、ぐらいで。
インスタグラムやYouTubeも意識。
複数の人がいて広い場所があれば、
可能性が広がりそうな気がします。
ホースの性能にもよるでしょうが。
学校のグラウンドでみんなで遊ぶとか。
最初に書いたこととは矛盾するけど、
すごく楽しければ価値があるかも。
それから、完全にアホなのはどうか。
いくつか設置された店頭POPの中に、
「間違い探し」があったら笑えそう。
1本ずつ審査されると評価されないか。
でも、企業への提案としてはありでは。
この課題は、具体的な用途ありき。
数を出す価値が高いと思いますよ。
私は各課題1本ずつですが・・・。
次回は、「4.キッコーマン」。