宣伝会議賞の哲学

宣伝会議賞を通して、コピーライティングのあるべき姿を考えていきます。

課題分析 33.ニチバン

第55回宣伝会議賞課題分析シリーズ、第33回は・・・

 

33.ニチバン
セロテープ70周年に際し、
セロテープが環境に優しいことが伝わる
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この課題、おもしろそうだけど難しい。
普通に言うだけでも興味を引きそうなので。
じゃあ、何をやればいいんだろう?

 

「環境は大事」みたいな一般論は無効
言われなくても分かるし、埋没しそう。
あくまでも、セロテープを主役にしたい

逆に、エピソード系もいかがなものか
普遍性から遠ざかるような気がして。
せっかく価値のある事実があるのに、
嘘くさい作り話では怪しまれるだけ。

 

ややこしくも嘘くさくもすることなく、
価値を増幅したりチャーミングにしたり、
何かしら印象を強くする手立てを施せれば。

「セロテープは天然素材でできている」、
に含まれている内容の言い換えではなく、
拡大解釈すると言えることを考えてみては。

 

CMは、本当は実験映像とかがいいかも。
が、宣伝会議賞ではそれは期待しにくい。
説明的ではない、直観に訴えるものを。
日常生活と地球環境をどう結べるか
結局、いいコピーも必要になりそう。

 

明日は、「課題34.日本中央競馬会」。