宣伝会議賞の哲学

宣伝会議賞を通して、コピーライティングのあるべき姿を考えていきます。

第11回文化放送ラジオCMコンテスト 結果発表

私も参加した、第11回文化放送ラジオCMコンテスト
最終審査の模様が、昨日の特別番組で放送され・・・

 

私、ADreamが、

 

毎度のことですが!

 

ノミネートすらされませんでした。

 

結果が出ないショックには慣れていますが、
無念すぎてショックではありますね・・・。
青二塾の応募作品は自信満々だったので。
あ、こんなことまで書いてましたね・・・。

 

コンテストの特長と私の特長とが、
ついに見事に融合した作品と自負。

 

今でも、ダメだとは思っていません。
でも、毎回出ている課題だからか、
青二塾の作品はこういうもの」
という固定観念があるような・・・。

 

いつもアホみたいに自信満々ですが、
正直言って、少なくとも今のところ、
自分が目指すものを、という観点では、
今回の応募作を超えられる気がしない

 

今回でこのコンテストともお別れかも。
「ありがちではないものを」を真に受け、
かといって奇をてらったものでもなく、
自分なりの哲学が反映されたものしか
応募する意義を感じられないので・・・。

 

ただ、いくつかいい作品を聴けたのが救い
私の評価が高かったものを挙げておきます。

 

まず、受賞を逃した作品から、佳作を3本

愛眼の3番
・ライオンの1番
・敷島ファームの2番

完成度では受賞作にやや劣るとしても、
商品に近い所での素朴なシーンを描きつつ、
ちょっとしたオリジナリティーもあり、
ほめすぎない感じも共感しやすいのでは。

 

そして、私の中でのベスト3は・・・

 

3位:東京ガスの1番
これは、谷山雅計さんの講評の通り
独創性あふれる印象的なセリフで、
テーマにもちゃんと落ちている。
難しい課題に対する大健闘に拍手。

 

2位:ボートレースの1番
この課題、理屈だけでは解決しない。
児島令子さんの講評を借りて言えば、
「背中を押す」エネルギーが必要
ついていけない人もいるかもしれない。
でも、この職種はそういうものでは。
時間オーバーには目をつぶりたい。
「長い」とはまったく感じないし。
声優さんの演技もすばらしかったです。

 

1位:小学館の2番
やや時間オーバーなのを差し引いても、
模範的なものを聴かせてもらいました
実際にあってもおかしくないシーンで、
商品の特長が見事に伝わっています。
楽しく学べそうな感じもいいですね。
これは実際に使えるし、効くのでは。

 

ちなみに、グランプリ受賞作品は、
正直、私は評価に迷いました・・・
イデアは、抜群におもしろいと思う。
声優さんの演技にしても効果音にしても、
このコンテストの特長が活かされていて。
でも、実際の生活のシーンからは遠く、
一般の生活者に効くかどうかは微妙か。

 

全体の傾向についてもいくつか。

 

まず、早めに何のCMか分かる作品が多めに
効くものを目指す上では、いい傾向かと。

一方、「問題を大袈裟に描写する」という、
このコンテストにありがちな問題も・・・。
作りやすいし、演技させやすいのでしょう。
私はそういうのは、共感しにくいです・・・。

 

あと、ラニはやはり難しかったか。
いいアプローチが見つからなかった印象。
まあ、実際のシーンを見ないことには、
どんなゲームだか分かりませんもんね。

 

とはいえ、ノミネート作品の多くは、
「斬新」とまで言えるかはともかく、
何かしらの工夫を感じるものでした。

 

最後に・・・、「たかし人口密度」、高すぎ!

 

なにはともあれ、受賞者の皆様・・・

 

おめでとうございます!

 

さて、このブログの年内の更新はこれまで。

数少ない読者の皆様、よいお年を