宣伝会議賞の哲学

宣伝会議賞を通して、コピーライティングのあるべき姿を考えていきます。

課題分析 44.ヤフー

第55回宣伝会議賞課題分析シリーズ、第44回は・・・

 

44.ヤフー
Yahoo! JAPAN
入社したくなるようなキャッチフレーズ

 

前回の課題は、技術力がテーマでしたが、
これも、採用が背景にあったと思います。

その前回の課題の一次通過作品ですが、
「何がすごいか分からないがすごい」
的な漠然としたものばかりという印象。
まあ、これはテーマが難しかったですね。
キャッチフレーズだけで、では苦しい。
審査員がいい審査をできたかも怪しい。

 

今回も当然、技術力に関係がありますが、
それはあくまでも背景、という感じかな。
既存の技術を描写すればいいわけじゃない。
「技術力を拡大」する人材が欲しいわけで。

 

ポイントは、学生の挑戦意欲への働きかけ
「技術による価値創造のパートナー」
として、求め求められるような関係性を。

ただ人数が集まればいい仕事ではないはず。
開発への能力と意欲が高い学生じゃないと。
そういう学生にこそ魅力的な企業だろうし、
そういう学生こそ企業が求めている人材。

 

「技術者として働くことが魅力的な企業」
としては、競合はGoogleと考えてみては。
実際は企業に聞かないと分からないけど、
そう考える方がいいものが作れそうなので。

 

CMは、まったくイメージが浮かばない。
あくまでも、いいコピーありきでしょう。

 

明日は、「課題45.USEN」。