宣伝会議賞の哲学

宣伝会議賞を通して、コピーライティングのあるべき姿を考えていきます。

第12回文化放送ラジオCMコンテスト 聴戦ガイド 5.小学館

「聴戦ガイド」、第5回は、小学館

 

◆特定の巻かシリーズ全体か

まずは、ここが大きな分かれ目になりそう。
私としては、どっちもありだと思っています。

ただし、「インフォマーシャル」の印象では、
出題企業側は特定の巻の方を推している感じ。
シリーズ全体だと、漠然としすぎる恐れも。
特定のテーマの方が、イメージしやすそう。
まずは一冊でもいいから買ってもらえれば、
それが他の巻の何よりの宣伝にもなるし。

 

◆特定の巻の場合は・・・

まずは、実際に放映されているCMをチェック。
ちょっと分かりにくい所にあるのですが・・・。

https://www.shogakukan.co.jp/pr/neo/

このページの上部に表示されるバナーのひとつの、
「TVCM放送中」をクリックすると見られます。

芦田愛菜さん出演のシリーズが4本あります。
基本的には、これに近いパターンになるかな。
図鑑の一部の内容と、それに対する反応ですね。

あとは、ここから芦田愛菜さんと映像を引いて、
+5秒と声優さんの演技で反応を濃くする、と。

子供の反応が中心になるとは思いますが、
実は大人だった、というパターンもありか。

コントよりも、ぎりぎりリアルなものがいい。
子供らしい、めちゃくちゃで微笑ましい反応
「いいね」ならぬ、「いいなあ」が欲しい。
説明的にせず、声優さんの演技に託してみたい。

あるいは、特定の内容よりももう少し広く、
巻のテーマへの関心が育つところを描くとか。
芦田愛菜さんのインタビューにもあるように、
将来の夢にもつながっていくかもしれない。

 

◆シリーズ全体の場合は・・・

こっちは、いい締めのコピーを軸にしたい。
テーマは、好奇心とか学ぶ習慣とかかな。
親子で一緒に学ぶ、というのもあるかも。
「読者の声」の欄も参考になりそう。

ただ、ありがちなものになりがちな気が。
企画のボディーの支えも活かしつつ、
「図鑑NEOで、育て、好奇心。」より、
半歩でもいいから踏み込んでもらいたい。

 

明日は、「6.キヤノンマーケティングジャパン」。