宣伝会議賞の哲学

宣伝会議賞を通して、コピーライティングのあるべき姿を考えていきます。

課題分析 6.オリックス

第55回宣伝会議賞課題分析シリーズ、第6回は・・・

 

6.オリックス
まだ知られていないオリックスグループ
事業への興味が高まるキャッチフレーズ

 

この課題で求められていることを一言で。

 

「思わず入ってみたくなる入口」

 

価値訴求と言う感じではないですよね。
ボディーの事業紹介を読んでもらえれば
また、事業そのものへの関心ではなく、
「あのオリックスがその事業」的な、
そういう意外性が中心に来るように。

 

全事業分野をまとめるのは無理そう。
課題2では、研究開発を貫くテーマ、
みたいなのもありそうな気がしますが、
この課題は個別の事業分野に焦点を

 

文体についても少々・・・。

 

オリックスは)野球もやっている。
オリックスは)○○もやっている。

実際にはこれよりややこしいのですが、
こういう無理やり並列にしたパターン
SKATではよく見かける気がします。
でも、前半は明らかに不要ですよね。
ほとんどの人は知っているわけですから。

何かをやった気がするのでしょうが、
コピーの機能が高まるとは思えない

 

それに、実際の広告での使用を考えると、
文字数が少ない程、文字を大きくできる
目に留まるか、読んでもらえるか、
そこへの影響はかなり大きいのでは。

 

オリックス既存イメージを基にしつつ、
最短距離で他の事業の紹介に誘導したい。

ややこしそうな入口は、人を遠ざける。
無駄にはしゃぎすぎれば引かれるし、
勝手に遠い目をすればスルーされる。

 

明日は、「課題7.カスタムプロデュース」。