宣伝会議賞の哲学

宣伝会議賞を通して、コピーライティングのあるべき姿を考えていきます。

第12回文化放送ラジオCMコンテスト 聴戦ガイド 12.東京ガス

「聴戦ガイド」、第12回は、東京ガス

 

◆そんなに色々なサービスは・・・

課題文には、こう書かれています。

「そんなに色々なサービスがあるんだ!」と驚いてもらえるCM

「いろいろなサービス」のジャンルは・・・
・水まわりのトラブル対応
・住まいの小修繕・リフォーム
・住まいの安全対策
・ハウスクリーニング・宅配クリーニング
・ガス機器修理

題意より、どれかひとつだけに絞るのはなし
ひとつはボディー、あとはナレーションでは?
うーん、それでも題意から外れているような。

とはいえ、「色々なサービスを紹介しよう」、
と考えてしまうと、20秒ではかなり厳しい。
どうしても説明的になってしまいそうだし。

 

◆サービス自体よりも驚きを中心に

同じサービスを題材にするとしても、
「こんなサービスがあります」という、
「紹介」の意識で提示するのではなく、
「え、そんなのやってるんだ」という、
「驚き」を徹頭徹尾描けばいいのかも
もう少し拡げて考えると、「反応」

「紹介」は個別にする必要があるけど、
「反応」には共通する部分がありそう
説明的になるのも避けられそうだし。

もちろん、いきなり俯瞰的に捉えて、
色々あることに対する驚きでもいいけど、
イデアのためのアイデアになりがち。

 

◆まとめて一言で

「色々なサービスがあるんだ」については、
「ガスだけではなく住まい全般」みたいに、
最後に一言でまとめて想像してもらっては。
上記の「反応」が印象的なものであれば、
他にも色々ありそうなのは伝わるのでは。

イデアに負けない強いタグラインを。
ただ、これとのカブリだけは避けたい。

「電気、ガス、それから、それから。」

 

明日は、「13.BOAT RACE振興会」。